いよいよ明日から練習試合解禁です。

皆様、ご無沙汰しております。
明日、8日(土)より練習試合の解禁となります。待ちに待った球春到来ですね。

さて私事ですが、事業拡大と4月の消費税増税による駆け込み需要により、例年に類を見ない多忙を極めています。
正直、既に人手不足となる現象があり、少なくとも今月いっぱいはフル回転となると思います。

先日、日本経済復活の会主催の内閣府で国土強靭化を推奨した京都大学教授の藤井聡先生の講演に参加致しました。
そこに筑波大学名誉教授の宍戸駿太郎先生も講義してくださいまして、大変為になる勉強をさせて頂きました。
既に土木・建設関係では供給能力不足に陥っている分野があり、将来的にも価値が上がって行く分野であるとさえ言われています。
私もその建設のある分野に関わっているのですが、現時点で見積もり依頼は殺到している状況ですので、消費税増税の駆け込みのみで忙しくなっているのではないと思います。
特に県の許可をを取得している建設事業者は1990年代をピークに全国で60万社あったのが2013年には47万社に激減しているとのことです。
そしてその建設業に携わった工員は130万人減ったとのことです。
自然災害大国である我が国にとって、建設事業者と工員がこれほど激減した事は悲劇です。
東北の復興も進まない原因がここにあります。
そしてその原因を作ったのが、1990年後半から繰り返し行われた公共事業削減の政策であったことは火を見るより明らかです。
そして安倍政権に変わり、積極的な金融緩和と財政出動のおかげで公共事業が増加した事に伴って、民間市場の建設・土木現場で人手不足が生じているのだと思います。

そんな訳でして今月は消費税増税による会社関連の仕事をまず収めなければならないので、練習試合等の観戦がほとんど出来ない可能性が出て来ました。
HP更新も昼間は現場作業、夜は見積もり等の内勤とフル稼働になっている為、運営がままなりません。
練習試合の予定はポッポさんがファンの集い掲示板に掲載してくださいましたのでそちらをご確認頂ければ幸いでございます。
またたくさんのメールを頂いていますが、ほとんどお返事を返せていない状態です。
昨年末より甲府・静岡・名古屋と往来を繰り返していて時間が足りないのが現状ですので、どうかご理解を頂きたいと思います。

選手の皆さんにとっては夏の大会のシード権獲得の為の戦いが直ぐそこに来ていますね。
オフの時期に取り組んだ成果を見せられるように頑張って頂きたいと思います。
先ずは県大会出場を目指して頑張って下さい!

栗原旗及び練習試合結果

島 田 商 3−清 水 西  富永完投

島 田 商 3− 静  清  青島、杉山−山田  (栗原旗大会1回戦)


まずは冒頭、やっちまいました!
本日は画像無し。
午前中仕事をやって昼食を取り既に13:30を回っていました。
すぐさま帰宅して島商Gへ向かい、何とか栗原旗の静清戦に間に合い、いざカメラのスイッチを入れて準備しようとしましたが・・・
え!? スイッチが入らない・・・
まさか・・・。
充電していた電池パックを急いでいるあまり自宅に忘れてしまった・・・(呆)
そんな訳で、本来なら活躍した選手を掲載したかったのですが、活躍した選手の皆さん、本当にすみませんでした。m(__)m


さて試合ですが、静清戦1試合のみの観戦となりましたので、まずはその試合の所感を。
県大会ベスト4に入った静清相手に健闘したと言うのが正直な感想ですが、大黒柱である青島選手の不調が気に掛るところです。
投球も打撃も、以前の凄みが消えてしまったようで、本人も相当苦慮しているものと思います。
もし彼が以前の調子であったなら、もしかしたら勝てた試合だったかもしれません。
青島選手の不調は私も心配ですが、実は修正個所がハッキリと分かっている事なので、いつそれに気付くかが問題です。
私はカメラのレンズを通して全ての撮影を連続写真として撮影していますから、彼の本調子であった頃との違いがハッキリと出ています。
恐らく指導陣も気付いているはずなので、これから時間を懸けてゆっくりと修正すれば良いと思います。

さてその青島投手を継投した杉山投手は素晴らしい投球を見せました。
1失点を喫するものの、制球よく変化球が決まり、静清打線を翻弄しました。
スピードは無くともこれだけ抑えられるんだと言うお手本のような投球でしたね。
杉山がこれほど投手として成長するとは、怒られるかもしれませんが私は意外だったのですが、ここのところの杉山の投球は本当に良くなっています。
そして杉山は打撃でも活躍し3塁打を放ち抜け目ない走塁で島商のチャンスを何度も演出。
調子に乗せると怖い選手の一人となる予感がします。

それから1年生の永田侑汰、2年生の永田峻一朗の両永田も打撃で活躍。
バットコントロールが良く、捕える力がある1年生・永田
足もあるので上位で使いたくなる選手の一人です。
2年生・永田は守備力で注目される選手ですが、今日は打撃でも活躍。
ここに来てレギュラー定着へ向けて好成績を残しています。

さて今日の試合で思った事は送りバントを簡単にさせてしまう島商に対し、させない静清。
その差がモロに出た試合ではなかったでしょうか?
島商のバッテリーはなぜ簡単に送りバントをさせてしまう配球をするのでしょうか?
一方の静清は厳しい配球でどんどん追い込んで来ます。

それともう一つ、二遊間と投手の呼吸が全く合っていません。
セカンド・ショートが二塁走者牽制し離れて行くところから投手が投げるまでの間隔が空きすぎで、これによって二塁走者の離塁が容易になり、1本のヒットで簡単にホームに還してしまします。
これでは二塁走者をホームで刺すことも、三塁でストップさせることも出来ません。
ここはしっかりと頭に入れて修正すれば失点が減ります。
今日もこの為に失点したケースがありました。

とは言え、やはりチームは成長していると思います。
県大会ベスト4の静清や、勢いのある清水西ともこうした試合が出来るようになった事がその証左です。
そして楽しみな選手も出て来ましたから、これからまだまだ成長が見られると思います。

清水桜ヶ丘戦所感

先ず最初にファンの集い掲示板に杉山選手のファンと言う方から、先日の清水桜ヶ丘との練習試合で掲載された写真で最初の方が良かったとのご依頼がありましたので、冒頭に杉山選手の写真を掲載させて頂きます。
杉山、良かったじゃないか! こうしたファンの気持ちを励みに頑張って欲しいと思います。
杉山選手ファンさん、リクエストありがとうございました。


▲杉山投手


さて日曜日に久しぶりに練習試合を観戦しました。
もう言っても良いと思いますが、現在島商野球部の指揮は池田前部長が執っています。
監督がこのタイミングで変わるのは色々な理由があるかと思いますが、前任の増田監督には感謝申し上げます。
結果は出なくとも、高校野球の監督はある意味私生活を犠牲にしますので、最後には感謝の気持ちしかございません。
選手が高校野球を終える時も同じです。
在籍中は厳しい意見も飛ばしますが、終われば感謝の気持ちしかございません。

池田監督になってから僅かな期間ですが、島商野球部は大きく変革する可能性が出て来ました。
実際既にその変化が出て来ています。
声出し・聞く姿勢・全力疾走・野球への取り組み、全てに於いて少しずつですが良い方向に向かっています。
いや、もしかしたら以前とは雲泥の差かもしれません。

私はこの日三塁側ベンチ近くで撮影をしておりました。
そこで聞こえてくるのは池田監督の指示の声。
その中で印象に残ったのが、『自分自身を変えて見ろ!』の言葉です。
この言葉が何度か飛び出しました。
変わらなくちゃいけない事を諭しているようにも聞こえて、やはり成長するには自分自身が現在に満足していてはいけない。
そして自分の為にもチームの為にも変わらなきゃいけないのだと言う事を選手に再認識させる為の良い言葉だったと感じました。
こうした指導は心に響きます。
心技体の心の部分を育てるにはこのような指導が必要不可欠であると思います。

印象的だったのが2つほど。
ヒット性の当たりで二塁からスタートした永田選手でしたが、清水桜ヶ丘の選手が好捕しアウト。
慌てて二塁に戻ったが間に合わずWプレーになった事で、
『俺はお前の足はピカイチだと思っている。もっと余裕を持ってプレーすればいい』と池田監督が外野の守備についた永田選手に大きな声で発しました。
もう一つは打席に立つ加藤選手に対し重心が高いぞと指示し、それを聞いた加藤選手が直後に二塁打を放ちました。
これまでの加藤選手は重心が高く足が揃ってしまいフルスイングが出来ていなかったのですが、この指導を聞いた加藤選手がすかさず対応しました。
この2つで分かる事は池田監督の指導力と選手がそれに対応する能力です。
特に永田選手への指導は心に響く指導です。
彼はまだ一年生ですから、早い段階でこのような指導が受けられることはきっとプラスになるはずです。
そして加藤選手については、やはり監督の指導をしっかりと聞く姿勢が出来ていると言う事です。
身体はけっして大きい方ではありません。
むしろ小柄な選手ですが、それでも監督の指導であれだけの打球が打てるようになるのですから、聞く姿勢とはとても大切であると思います。

さてチーム全体を通してですが、やはり貧打ですね。
このチームの課題は打撃力です。
今は何とか池田監督の采配戦術で試合になっていますが、ここからは打撃力の向上が望まれると思います。
それにしても秋の大会よりも戦術的にも洗練されています。
こうした戦術に選手がしっかりと理解する事が肝要で、まだまだ理解度が足りませんがこれからの成長がとても楽しみになって来ました。

あともう一つ、二年生・永田峻一朗選手の守備力には驚きました。
同じ遊撃の谷垣内選手よりも守備力では上ではないのかと思えるほどでした。
課題は打撃ですが、これがクリア出来ればレギュラー獲得も充分有り得ます。

練習試合結果

島 田 商 −0 清水桜ヶ丘   青島、杉山、富永−山田

島 田 商 5− 清水桜ヶ丘   河井、前田−磯部



▲青島投手


▲杉山投手


▲富永投手


▲セカンド岩本選手


▲山田捕手の好送球で盗塁を阻止。


二塁打を放った加藤選手


三塁打の谷垣内選手


▲河井投手


▲前田投手


▲ショート永田峻一朗選手


▲サード池ヶ谷選手


※所感・コメントは後ほどUP致します。

あいさつなど小さなことにこだわり、心が変わり、行動が変わった

あいさつなど小さなことにこだわり、心が変わり、行動が変わった

先日の県岐阜商のコラムの中で、記録員としてベンチに入った小木曽選手は、上記表題のように語りました。
私はこの言葉に全てが集約されていると思います。
選手の成長、そして人としての成長は我々も含め全ての人間に於いて、まず目に映る事からキチッとしなければなりません。
私が定期的に取り上げる『心技体』の話の中で、なぜ『心』が最初に来るのか。
古来日本人は礼と友和を大切にして来た民族です。
しかしそれを大切に重んじて行くには心の部分が荒んでしまえば礼も友和も保つ事は出来ないのです。

それは日本のスポーツに於いても同じで『礼』と言う形にこだわるのです。
一番わかりやすいのは柔道ですね。
世界選手権やオリンピックで試合前の礼の仕方、そして会場を後にする際の見事な礼は外国人選手ではなかなか見る事が出来ません。
日本の柔道選手の礼は圧倒的に優れています。
野球も同じです。
礼に始まり礼に終わる。
形にこだわる事で心に成長を与える。
これが日本に古くから伝わる伝統なのです。

『あいさつなど小さなことにこだわり』、これは形です。
すると応援をしてくれる先生方が増えたと言っています。
目に映る事の形にこだわった結果、周囲の自分達に対する雰囲気が良くなった。
こうした結果を以て自分達の心が変わった。
心が変わったと言うのは、自分達が気付いたと言う事でしょうね。
気付いた事によってその後の行動が変わって行ったと言う事でしょう。
その結果何が起こったか。
小木曽選手は甲子園に来られたのもPLに勝てたのも、技術よりもそこかなと答えています。

信じられないかもしれませんが、島商野球部では一時期に遠征用のバスの清掃やグランド脇にあるトイレ掃除は父母会が行っていました。
それが当たり前として通っていたのです。
昨夏の静岡高の山田主将は、元島商監督の山田監督の息子さんです。
彼はトイレ掃除を後輩に押し付けるようなことは決してなかった。
皆が嫌がる事でも率先して自らが行ったと新聞記事に出ていました。
心が成長し行動に出ている証でしょう。
礼に拘る事で自分を成長させる事の大切さを如実に物語っていますね。

そしてユニフォームの着方も礼儀の一つです。
帽子の被り方など小さな事かもしれませんが、皆同じようにしっかりと被る。
こうした形にこだわる事は何も一つだけではありません。
自らが直さなければならない所はしっかりと直す。
当たり前の事が出来るようになって初めて応援してもらえるようになるのです。

しかし島商も今年より駅から島商までの通学路の中で周辺の清掃活動に取り組んでいます。
とても良い事です。
是非とも続けてこの形に拘って欲しいと願います。
その中から、必ずや心の成長を見出すことが出来るでしょう。

コラムの紹介  県岐阜商、31年ぶり8強の原動力

県岐阜商、31年ぶり8強の原動力 タジケンの甲子園リポート2009 Vol.10

リンク元 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/baseball/hs/2012/columndtl/200908200003-spnavi

次の塁を狙う姿勢づくりの徹底

ボールから目を離さない。
大きくオーバーランをし、いつでも走れる姿勢をつくる。ベースに戻るのは、ボールが投手に返ってきたあと。それが、県岐阜商高の走者の決まりだ。
「スキのない野球、そつのない野球を目指しています。ヒットを打って安心するのではなく、外野手がのんびり返球したり、ショーバンを投げたりしたときはいつでも行けるように目を切らない。そうすれば相手にプレッシャーをかけられると思います。1球に対する集中力ですね」(児玉健一郎右翼手
プロ野球の悪影響もあり、安打を打ち、ベースに着いた瞬間にエルボーガード、フットガードを外しにかかるのが最近の高校生の常。タイムリーを打とうものなら、ガッツポーズをすることに意識がいき、簡単にボールから目を切ってしまう。そのせいで、進塁機会を逃していることも多い。そんななか、県岐阜商高は次の塁を狙う姿勢づくりを徹底している。

試合中は、プレー中以外もボーっとしているヒマはない。
相手の投手が代われば、全員がベンチから出て、投球練習に合わせてバットスイング。コーチャーに出ている選手も、コーチャーズボックスで構えの姿勢をつくり、タイミングを計っていた。
「初球から行けるようにですね。打席で初めてボールを見るのではなく、『待ってました』という感じで打てるように。相手もイヤだと思います」(児玉)
ベンチでは、花巻東高を見習い、拍手で盛り上げる。アウトやミスをしたときこそ大きな声で盛り上げ、士気が下がらないようにしている。
また、この日は攻守交替時の投球練習後のボール回しが禁止されたが、県岐阜商高の内野手は、捕手が二塁送球をしたあと、いつもどおりボール回しをするかのように投げるジェスチャー、捕るジェスチャーをする“イメージボール回し”をしていた。
「ボール回しがないと、いつもどおり(守備に)入っていけないので、いつもどおりの入りをするためにやっています。ジェスチャーだけでもやればボールが来るイメージがわきますし、(ボールが飛んで来ても)一歩目(のスタート)が切りやすくなります」(藤田知晃二塁手


1球にいかに真剣に向き合えるか

“イメージボール回し”以外は、4月に就任した藤田明宏監督が徹底させたもの。OBでもあり、岐阜城北高を率いて2006年のセンバツでベスト4進出の実績もある藤田監督の存在は大きい。小木曽圭祐記録員は言う。
「藤田監督になり、一番変わったのはあいさつの仕方ですね。それまでは『おざっす』と言っていたのを『おはようございます』、『ちわ』と言っていたのを『こんにちは』とはっきり言うようになりました。藤田先生は『ちゃんとした日本語をしゃべれ。そこまでやってこそホンモノだ』と。日本語を言うようになったら、野球部以外のほかの先生方にも応援してもらえるようになりました。甲子園に来れたのも、PLに勝てたのも、技術よりもそこかなと思います」

今夏の岐阜大会ではこんなことがあった。準決勝の中京高戦。1対2で迎えた9回に2失策と四球で1死満塁のピンチを迎えた。ここで、雷雨で試合は中断。いっこうにやむ気配のない雨に、スタンドのファンからは「雨天コールドだな」という声が聞かれたが、県岐阜商高ナインはあきらめなかった。
あきらめなかったのは、スタンドにいた3年生たち。雨が降り続いている状況にもかかわらずグランドに降り、スポンジでの水抜き、グランド整備を始めたのだ。その試合、スタンドでの応援組だった小木曽は言う。
「僕らは1年生のときに(長良川)球場の補助員をやるので、(整備用の)道具のある場所を知ってるんです。そこに取りに行き、いつでも行けるようにカメラマン席で待機していました。正直、小降りにもなってなかったんですけど、『行くぞ』と言って飛び出しました。3年生が率先して、ドロドロになりながら整備をやれば、必ず流れが来ると思いました」
県岐阜商高3年生の必死の整備と思いが伝わり、試合は1時間28分後に再開。絶体絶命のピンチを乗り切ると、その裏、3連打で逆転サヨナラ勝ち。藤田監督に「スタンドの3年生のおかげで勝たしてもらった」と言わしめた。
「以前の自分たちなら、整備もせず、スタンドで引退を覚悟していたかもしれません」(小木曽)
あいさつなど小さなことにこだわり、心が変わり、行動が変わった結果だった。

ちなみに、今大会では小木曽記録員は最近では珍しい学帽をかぶってベンチ入りしている。
「藤田先生に『そっちの方がかっこいいから』と言われてかぶっているんですが、高野連の方からも『その帽子いいね』と言われる。かぶって良かったです」
小さなこだわりはここにもある。

藤田監督の好きな言葉は「一球一生 一打一生」。
1球で人生が変わることもある。その1球に、いかに真剣に向き合えるか。そのためには、ガッツポーズをしているヒマもなければ、ボーっとしているヒマもない。
1球への集中力――。
県岐阜商高31年ぶりベスト8の原動力は、間違いなくこれだった。

<了>


上記のコラムは2009年夏、甲子園ベスト8に入った県岐阜商のコラムです。
この年はご存じの通り島商が県ベスト4に入った年です。
しかも県岐阜商とは夏の大会前に練習試合を行って、左腕・西本投手を県岐阜商の藤田監督が絶賛致しました。
結果は島商の2−1で勝利だったと思います。

コラムにある通り藤田監督に変わったばかりでしたが、県岐阜商は恐ろしく変化していました。
特に選手のキビキビ感は島商とは雲泥の差であった事は言うまでもありません。
是非コラムを最後まで読んで頂きたいのですが、強くなるには理由があり、それは野球以外の所でも大切な事は山ほどあると言う事です。
しかしコラムを読めば特段難しい事をやった訳ではありません。
語弊があるかもわかりませんが、小学生でも分かる事なのです。
要はこうした強いチームであっても、最初から出来ていたのではないと言う事です。
そしてもっと言うならば何時選手たちが気付くかです。
気付かぬまま終わるのか・・・。
私が今回記事にした帽子の件はこうした事を最も伝えたかった一つです。

さて、実はこの県岐阜商とはこの年まで練習試合をよく組んでいました。
しかし翌年の10年以降は途切れてしまいました。
なぜでしょう?
県岐阜商の藤田監督はあいさつの仕方を重んじました。
こうした野球以外の所でもし失礼の段があれば、島商と練習試合をやっても学ぶべきところがないと考えられたかもしれません。
これは私の推察に過ぎませんので、もし違っていればお詫びします。
しかしこう思うには伏線があります。
この年の2年前、島商野球部は三重県熊野市で開かれる『くまのベースボールフェスタ』に静岡代表として初参戦致しました。
前年の秋に熊野市の地元校・木本高校との練習試合を島田球場を借りて行った事で、木本高校の佐藤監督が静岡大会で使用する島田球場を借りてまで迎えてくれた事に感激して、大会本部へ島商のフェスタ参加を強く推薦してくれた事が切っ掛けでした。
この時の宿泊の宿を私がお世話させて頂き、練習試合終了後には佐藤監督ともお話をさせて頂きました。
ところがフェスタに参加して帰路についた私のメールに、大会関係者の方からお礼のメールが届いたのですが、その最後に『ただ一つ残念なのは島商選手の挨拶がなかった』とつづられていました。
フェスタは土日の2日間で行われる予定でしたが、日曜日は大雨が降り大会は中止。
用意された昼食のお弁当を大雨の中届けてくれた大会関係者の方に、その場にいた島商選手は談笑していて気付いても挨拶が全くなかったとの事でした。
それでも次年度も懲りずに島商に参加の打診をしてくれていましたが、当時の監督は出場したかったのですが、ある方面から圧力が掛り結果出場出来ず遠のいてしまいました。
私はこの時、木本高校の佐藤監督のお気持ちに応える事が出来ず、とても悔しい思いをしました。

歴代の島商野球部の足りない所は、まさに野球以外の部分であると思います。
そしてその事が島商野球部に暗い影を落としているのではないのかと、私は応援し続けて来てそう思います。
裏を返せば、そこからが再生のチャンスであり、何時そこに気付くかが最大のポイントでもあるのです。
それは島商選手なら出来るはずです。
県岐阜商の選手たちが出来たのだから出来ないはずはありません。

来春、島商は本当に良くなったと皆から言われるように選手の皆さん頑張ってくださいね。

島商県大会出場ならず・・・。

まず、通りすがりのOBさん、メンバー及び得点経過のご報告ありがとうございました。
コメント欄は自由に使って頂いて結構です。

さて、青島投手の四球連発に杉山投手の連打を浴びるシーンは練習試合でも多く見られた場面でした。
万全の状態では無かった事は承知していますが、まさかこれほどの差が開くとは思いませんでした。
完全な力負けでしょうか?
今日は観戦していないので批評は出来ません。

しかしこれが今の実力でしょうね。
秋季敗者復活でコールド負けを喫した事って近年無い事だと思います。
これからどのようにチームを立て直して行くのか・・・。
並大抵の努力では立て直せませんよ。
選手自身、指導体制、OB会等のサポート体制、そしてファン自身も全てが変わる時に来ていると思いますね。

それにしても疑問なのは、相手打線の勢いを止めるのに、なぜベンチに入っている2人の左腕を使わなかったのだろう・・・。
特に1年生左腕の河井は練習試合でも結果を出していた。
やすやすとコールド負けを喫して何が残るのだろうか・・・。
監督の投手起用にも疑問を持たざるを得ません。